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目の色についてのトリビア
目の色というのは実際には「虹彩」の色のことです。
そして、「虹彩」とは角膜と水晶体の間にある薄い膜のことで、
正面から見ると黒い瞳孔の周りを囲んでいるように見える場所です。
それで実際の役割はというと、瞳孔の大きさを調節して網膜に入る光の量を調節しているわけです。
カメラの絞りに相当するような役割を、人間は自然に身体の中に備え付けているのですから、
人間は存在することだけでも奇跡と言えると思います。
また「虹彩」は、人の指紋と同じように個人によってそれぞれ模様が違うこともわかっています。
そこで、最近は入出国審査などで虹彩認証などを行なっている例も増えているそうです。
人間の目の色のバリエーションは、虹彩の中にあるメラニン細胞が作り出す
メラニン色素の割合によって決定されるそうです。
そしてそのメラニン色素の色は基本的に黒色で、目の色がどんな色をしていようが、
基本的な色である黒色は含まれているということです。
そして目の色は、色を構成している「ブラウン」「イエロー」「ブルー」の
混合している割合によって決まると言われています。
これは、基本の色の混合の割合で色が決まるという色彩学と一緒ですね。
割合で決まるということは、目の色を細かく分類すると、
多分バリエーションは無限にあるということではないでしょうか?
目の色は、人間の住む場所にも関係しているそうです。
それには、色を決定するメラニン色素が大きく関わってきます。
メラニン色素というのは、細胞核のDNAを損壊する太陽からの紫外線から吸収する働きなどがあります。
そういうわけで、太陽光の多い赤道直下に住んでいる人の肌は黒く、
北に行くにつれて白くなっていくということです。
これは、肌だけではなく虹彩の色なども影響されているということです。
ということで、アジア系やアフリカ系の殆どの人の「目の色」は、濃いブラウンだということです。
実は、「ブルーの目」は「濃いブラウンの目」の次にポピュラーな色ということですが、
日照量の少ない地域や高地に住んでいる人に多いそうです。
特に、フィンランドやリトアニアでは80%以上がこの色であると言われています。
その他には、ヨーロッパの北部やイギリス・アイルランド・オランダ・オーストリアなどに多く、
まれですが中央アジアの高地などにもいるということです。
西ヨーロッパや南ヨーロッパには少ないそうです。
因みに、子供の頃は金髪の髪の毛だったのが、大きくなるにつれて濃い色になっていくのと同様、
小さい頃は青い目の色をしていたのに、大きくなるにつれて違う色になる白人のケースも多いそうです。
これは、小さい頃はメラニン色素の沈着がおこっていなく、
大きくなるにつれ沈着が進み濃い色になっていくからだそうです。
「グリーンの目」は、数は少ないそうですが、ドイツなどのゲルマン系やケルト系、スラブ系などに見られるそうです。
「ヘーゼル(淡い褐色)の目」は、ブラウンとグリーンが混ざった色で「グリーンの目」よりは多く、
中部ヨーロッパ及びスラブ系に多いそうです。
「グレーの目」は、ブルーのバリエーションとも考えられるため「ダークブルーの目」とも呼ばれ、
ロシア・フィンランド・バルト海沿岸の国に多く見られるそうです。
そして「グレーの目」を持つ人は、色素が欠落している場合が多く、
肌が白く髪の毛はブロンドや赤毛が非常に多いそうです。
どうりで、ロシア系・北欧系の人に金髪が多いということですね…
また、稀ですが左右の目の色が違うことがあり、これを「虹彩異色症」と呼びますが、
先天性の遺伝子疾患(健康に問題はないそうです)や、怪我が原因の視力障害によって色が変わることもあるそうです。
ところで、上記にアメリカの名前が出てこないのはに気づきましたか?
ご存知の通りアメリカは移民の国なので、目の色はそれぞれその人の先祖の特徴を受け継いでいるからです。
世界各国からの移民が集まってアメリカという国を形成しているので、
様々な目の色をした人が住んでいるということですね…